きっかけはバグ
『Potion Permit』というゲームを、言語:英語で遊んでいる。
ゲームジャンルは、『Stardew Valley』の改善版×ポーション制作といったところだ。
主人公は、赴任した先の町で、ポーション制作・素材集めの依頼をこなしながら、少しずつ町の人と親密度を上げて、深まっていく関係を楽しむ。
▼なべがボコボコ煮えたぎるSEが気持ちいいよ
英語プレイのきっかけは、日本語モードのバグだった。
Japaneseに設定すると、英語の表示のまま、単語の間のスペースがなくなり、とっても読みづらくなるのだ。
▼to PaPaを、Potatoに空目した
Steamコミュニティを確認すると、すでに先人によって報告されていた。
言語設定を調べて調整すれば解決できそうな気もしたが、
ふと、
これは神様がもたらした英語学習の機会なのだろう
と思い、英語でプレイを始めた。
プレイ時間は今のところ20時間ほどだが、英語で継続できている。
・繰り返し出てくる表現が多い
・一文が短い
・多くが日常会話なので予想がしやすい
というのが理由だと思う。
わからない単語が出たら、コントローラーを置いて、スマホで単語を検索する。
英語キーボードに慣れると、思うほど面倒に感じない。
単語がわかれば、言っていることは大体わかる。
日本語訳は、これからもっとレアになるかもね?
これはこのゲームでなく、ゲーム業界全体の話なのだが、
日本語訳のバグ修正の優先度って、今どのくらいの位置にあるのだろうか。
日本が経済的に勢いがあり、販売先として重要であるうちは、日本語訳の優先度は高い。
だが弱体化すれば、同等以上の経済力を持つ、より人口の多い国の主要言語が優先されていく。
それは自然なことだ。
いじわるだとか誠実だとかではなく、限られたリソースの使い方の問題だ。
私は、必要に駆られておのずと英語を学び、会得していったアジアの国々の労働者のことを思い出していた。
ちょっとバグ修正がゆっくりなだけで考えすぎでは?と一瞬思ったが
「日本人は英語苦手」と言われはじめて何年経ったっけ?
にまで思考がとんでいってしまったのだから仕方ない。
優秀な翻訳者たちのおかげで、たくさんの名著を旧訳・新訳で読めてきた日本語。
日本語のバグの修正は、それはそれで待ちつつ、
英語でも臆せず黙々と読んでいきたい。